貯蔵品の定義とは?貯蔵品が増えてしまう理由とは?

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工場経理で貯蔵品が増えることに悩む人

・貯蔵品ってどんな定義なんだろう?

・貯蔵品が増え続けているんだけど、工場で何が起きているんだろう?

今回はそんな疑問に応える記事です。

貯蔵品の定義と、貯蔵品が増えてしまう理由についてお伝えしていきます。

※貯蔵品の定義をご存じの方は、下記の目次より”貯蔵品が増えてしまう理由”を選択してお読み頂ければと思います。

目次

貯蔵品の定義

棚卸資産の中に、“貯蔵品”という勘定科目があります。

どういったものかといいますと、期末時点に未使用分として棚卸した、新幹線チケットや図書券等の金券や、未使用の販促グッズ等のことです。


簡単な定義としては経費購入したものの内、未使用のもの”ですね。

工場ですと、未使用の設備予備品全てが該当します。

具体的にはシリンダーやネジ、ナットなどの設備の一部のものや、電源装置の部品、電子機器などですね。

工場には固定資産もあるのに、貯蔵品もたくさんあります。

やはり生産する場所ですから色んなものがあります。

私は赴任した当初から貯蔵品の棚卸を上期・期末と毎回行いました。

なんだか棚卸を行うたびに徐々に件数・金額が増えているような感じがしたので調べてみますと、確かに増加傾向でした。

そのときは「固定資産よりも金額が小さいため購入しやすいので、徐々に増えていっているのかな」くらいに思っていました。

貯蔵品が増えてしまう理由

あるとき、私が在籍していた工場に監査が入りました。

内容は貯蔵品についてで、この工場の規模にしては貯蔵品の数が少なすぎる!もっと工場を満遍なく調べよ!とのことで、指示内容は緊急に貯蔵品棚卸を行うこと、でした。

ちゃんとやっているのになんだよ、と思いながら現場の方々に周知すると、現場の方がソワソワしています。

どうしたんだろう?と思って話を聞いて現場に行きますと、詰め所の奥にさらに部屋があったり、中二階があったり、知らない場所にたくさん通されました・・。
そこを確認すると、貯蔵品らしきものが出るわ出るわ・・。

現場の方の話を総合すると、毎期行う貯蔵品棚卸では、昔から棚卸を行う場所が決まっていて、その場所だけを棚卸していた、ということでした。
また予備品があるということは承知していたが、貯蔵品棚卸を行うべきとは思わなかった、とのことでした。

なるほど・・、従来からの習慣によって貯蔵品棚卸を行っているだけで、貯蔵品がある場所を特定して棚卸をしていたわけではないことがわかりました。

本来の目的は資産を正しく把握することのはずなのに、貯蔵品棚卸業務が形骸化していたようです。
忘れられない経験になりました。

ということで全部の現場に行って急いで再度棚卸を行った結果、当初の数倍の件数・金額に膨れ上がりました。

工場経理担当としてなぜ気付けなかったのか悔しい思いをした、苦い経験になりました。

ではなぜこんなにも貯蔵品を持つ必要があったのか、ということですが現場の方がこんなことを言っていました。

「生産に影響したらまずいから、予備品は持っちゃうよな〜」と。

そうなんです、現場の方は設備故障により生産を止めてしまうことを恐れて、貯蔵品を増やし続けていたんです。

責任感からか、または上から怒られるのが嫌だからかは人によって異なりますが、人間の心配する気持ちの影響で貯蔵品を増やし続けていたのです。

従来貯蔵品棚卸を行う場所として指定されたところにあった貯蔵品も、件数・金額ともに増えていたので、工場全体で増えていたのだと思います。

今回の監査で全件を網羅できて顕在化できたので、それ以降は貯蔵品の件数・金額が激増することはなくなりました。


やはり顕在化すると現場の方もさすがに貯蔵品を増やし続けるのはまずいと感じたようです。
経理上でも、不必要な棚卸資産が増えるのは良くないので、正しく棚卸ができて良かったです。

もし今工場勤務されている方は、もしかしたら紹介されていない、現場で知らない場所があって、色々なものがあるかもしれません。

是非先入観を取り除いて工場探険をしてみて下さい。
新しい発見があるかもしれません。

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