工場経理はハズレくじなのか?工場経理のキャリアについて考えます

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仕事のキャリアに悩む人

・本社経理勤務じゃなくて工場経理勤務になっちゃった・・。
 もしかしてハズレくじ引いちゃったかな・・?

・工場経理をやった後のキャリアってどんな感じなんだろう?

今回はそんな疑問・不安に応える記事です。

私は国内メーカーで経理・事業管理業務を約15年しています。経験しました。

工場での業務経験は大変でしたが、一番やりがいがありました。

これから工場経理に就く方、または工場経理に興味がある方に向けて工場経理のキャリアについてお伝えします。

目次

工場経理はハズレくじなのか?

結論から言いますと、工場経理は全くハズレくじではありません。

しかし世間では工場経理はとかくハズレくじと思われがちと思います。

なぜでしょうか?

おそらく工場は地方にあることが多く、首都圏に本社がある人にとっては地方へ行くことになりますから、そう思われるのかもしれません。

しかし、考えてほしいのです。

製品は工場でしか作れません。

本社では作れません。

メーカーで働く以上、自社製品を作る工場で働くのは普通のことではないでしょうか。

確かに、ずっと本社にいた人でも工場の仕事はできるとは思います。

でも実際に工場で勤務したか、勤務していないかというのは重要だと思うのです。

それは、下記のようなことは工場でしか体感できないからです。

・現場の方がどういった思いで仕事をしているかがわかる
・どのような設備を動かしてモノを作っているのかがわかる
・工場の運営はどのようなものかがわかる

メーカーで勤務する人にとってはむしろ、工場で勤務できてラッキーくらいに思ってほしいのです。

最近の若手はむしろ工場へ行きたがっている?

私は工場経理も本社経理も勤務経験がありますが、このご時世ですので転職する方は多いです。

転職していく方は家族の事情、給与の不満、人間関係等、様々な理由があります。

その中でも実際に複数の方から聞いた意見として、転職理由が工場へ異動できそうにないから、という意見もありました。

本社経理は四半期決算やIFRS導入等で多忙です。

そこで上層部は、体力があって働く時間を確保できる若手をなかなか手放さないのです。

結果、色々な経験を積みたいと考えている若手と会社間でアンマッチが起きて、若手が転職してしまっています。

最近の若手は学生時代に既に簿記の資格や税理士の資格を取り、本社だけなく工場や海外でも働きたいという思いを持っている優秀な方が多い印象です。

一方で上層部は、本社で勤務をし続けることがステータスと思っている方も多く、優秀な若手が本社で囲い込まれてしまっている傾向があります。

本社での業務ももちろん大事ですが、原価改善等の大きなテーマを行えるのは工場です。

離職者を防ぐためにも適切なジョブローテーションを行ってほしいものです。

工場経理担当後のキャリアは?

私の場合はまた本社経理に戻りました。

他の方は工場経理の経験を生かして事業企画に行ったり、海外の工場へ行ったりと私が知っているだけでも様々な行き先があります。

今回言いたいことは、工場経理は決してハズレくじなんかではなく、むしろ自分のキャリアを広げることができる貴重な職種ということです。

工場経理を行えば、どのように自社製品が作られていて、どのようなコスト構造かを知ることができて、あらゆる仕事のベースが確立できるように思います。

私は工場経理を経験できて仕事の幅が広がったので、経験させてくれてありがたいという思いです。

もし工場経理にこれから就く方がいて落胆されている方がいらっしゃいましたら、今回の記事を読んで元気を出して頂きたいです。

地方で不安に感じるかもしれませんが、絶対に無駄ではない経験を積めるはずですので頑張ってみて下さいね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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