工場経理担当者が最低限知っておきたい生産用語とは?

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工場経理をすることになった人

・簿記の知識はあるけど、工場経理をするときに必要な生産用語ってどういうものがあるんだろう?

・勉強する時間がないから、最低限知っておけば良い生産用語を知りたいなぁ。

今回はそんな疑問・不安に応える記事です。

工場経理をするためには経理知識はもちろん必要になりますが(簿記の資格がなくとも実務をやっていくうちに慣れますので大丈夫です)、生産用語を知っておかないと業務理解が深まらなかったり、工場の方々との会話についていけないことがあります。

私が工場経理をする際に何の予備知識もないまま業務を初めてしまい苦い経験をしましたので、この記事では最低限知っておきたい生産用語をご紹介します。

これだけは最低限覚えて工場で仕事をするようにして頂ければ幸いです。

目次

JIT

まずは”JIT”です。

Just In Time”の頭文字を取り、“ジット”と呼びます。

必要なものを、必要なときに、必要な分だけ生産する、という意味です。

有名な用語なので、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

この言葉が使われる理由は、生産をする過程で十分注意していないと、工場にはムダが多く発生してしまうからです。

・今作っているものはお客様のニーズに合っているのか

・作るタイミングは今で合っているのか?

・今作っているこの量は需要に対して適正なのか?

と、生産を行う際は考える必要がありますので覚えておきましょう。

TPS

Toyota Production System”の略で、“トヨタ生産方式”のことを言っています。

ムダの徹底排除を行い、原価低減を目指し、利益の最大化を狙った生産様式のことです。

私の勤めている会社はトヨタ系列ではありませんがTPSの考え方を取り入れています。

また生産現場だけでなく、間接部門でも取り入れている会社もあるそうです。

先ほどご紹介したJITとも深い関わりがあります。

その他にもTPSの関連用語として、「自働化」「かんばん方式」などがありますので、気になる方は検索してみてください。

TPM

意外と認知度が低いのですが私が重要だと考えている用語が“TPM”です。

Total Productive Maintenance”の頭文字を取ったもので、全員参加の生産保全の意味です。

生産を行う際にはあらゆるロス(屑やコストなど)が発生してしまいますが、そのロスを未然に防ぐ取り組みをし、改善を図っていく活動のことです。

具体的な活動としては、清掃や点検、また作業の標準化活動など多岐に渡ります。

このTPMを行うことで人材育成・設備改善にも繋がりますので、各企業で推進している活動となっています。

本日のまとめ

工場経理をしていく上で知っておくべき最低限の生産用語は下記の3つ
JIT=”Just In Time”
TPS=Toyota Production System”
TPM=Total Productive Maintenance”

今回ご紹介した用語はほんの一部です。

また各工場独自の活動や仕組みがあると思いますので、これらの用語と併せて覚えると効率が良いかもしれません。

工場経理の仕事をしていく上で、経理の用語だけでなく生産用語も分かると仕事の理解が深まります。

それに現場の方との会話も弾むので少しずつ覚えて慣れていきましょう。

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